Python対話型インタープリタを利用する
まえがき
今回は、Pythonの対話型インタープリタの使い方について書きます。
対話型インタープリタの起動
前回、helloworld.pyファイルを作り、その中に1行のコードを書きました。
しかし、一行のために毎回ファイルを作るのはめんどうです。
そこで、Pythonの対話型インタープリタを利用します。利用の仕方は簡単です。Macならターミナルを開いてそこでpython3と打ち込むだけです。
Macのターミナルにはデフォルトではpython2が導入されています。そのため、自分で新しく導入したpython3を起動するにはpython3と打ち込む必要があります。
サンプル画像を貼り付けておきます。参考にしてください。
上記のようにメッセージ(個人差あります!)が表示された後にプロンプト(>>>)が出現します。 また上記のメッセージでPython 3.~.~になっているかを確認してください。Python 2.~.~となっている場合はpython2を利用していることになります。
対話型インタープリタの使用
それでは対話型インタープリタを使ってみましょう。
まずは計算させてみましょう。
>>> 1 + 2 3 >>> 3 - 6 -3 >>> 2 * 3 6 >>> 7 / 2 3.5 >>> 7 // 2 >>> 7 % 2 3 >>> 2 ** 3 8
一通り計算させると上記のようになります。演算子の意味は以下の表にまとめてあります。 pythonの計算規則は数学と同じなので()などを使うことによりより複雑な式を計算することも可能です。 好きな式を計算させて動作を確認してみてください。
- 演算子一覧
演算子 | 意味 |
---|---|
+ | 加算 |
- | 減算 |
* | 乗算 |
/ | 浮動小数点数の除算 |
// | 整数の除算(小数点以下は切り捨て) |
% | 剰余 |
** | 指数 |
また、計算だけでなく文字列を表示させることもできます。
>>> print("Hello World!") Hello World! >>> "Hello World!" 'Hello World!' >>> "Hello" + " " + "World!" 'Hello World!'
対話型インタープリタ内では上記の2つからわかるようにprint()を使わなくても文字列や計算結果をを表示することができます。 もちろん、print()を使っても大丈夫です。
対話型インタープリタについて
対話型インタープリタについて簡単に説明しましょう。
対話型インタープリタは、Pythonがファイルに記述されたプログラムに対して動作するのとほぼ同じように動作します。
つまり、ファイルで記述したことをインタープリタで記述して、実行することもできるということです。
大きく違うところはただの数値や文字列などを入力したときにインタープリタはその結果を表示することができる点です。ファイルでは、結果を表示にするにはprint()を使いますが、インタープリタではprint() を用いずに表示をすることができるのです。
あとがき
次回は変数について説明します。