初心者のためのpython入門

自分がつまづいたところやつまづきやすいところを中心に書いていきます。また、役に立つライブラリの紹介などをしていきます。

APIキーなどの環境変数を管理

前書き

前回少し触れた、.envファイルから環境変数を読み込む方法について紹介します。

準備

今回は、dotenvというライブラリを使用します。 インストール方法は、いつも通りです。

pip install python-dotenv

実践

まずは、APIキーなどを.envファイルに定義します。 ファイル名が"."で始まるもは、隠しファイルとなります。 隠しファイルについて、知らない方は調べてみてください!

# .env
CONSUMER_KEY = "CONSUMER_KEY_ENV"  
ACCESS_TOKEN_SECRET = "ACCESS_TOKEN_SECRET_ENV"
ACCESS_TOKEN = "ACCESS_TOKEN_ENV"
ACCESS_TOKEN_SECRET = "ACCESS_TOKEN_SECRET_ENV"

隠しファイル".env"の中で定義された値を読み込んでいきましょう。
load_dotenv('ファイルパス')を実行することにより、".env"に定義した認証情報が環境変数へ追加されますos.environ.get('環境変数名')により、定義した変数を読み出しています。
ファイルパスを変更することにより、違う階層にあるファイルないに定義された値などを読み出すこともできます。

# settings.py
import os
from dotenv import load_dotenv

load_dotenv('.env') 

CONSUMER_KEY = os.environ.get("CONSUMER_KEY")
ACCESS_TOKEN_SECRET = os.environ.get("ACCESS_TOKEN_SECRET")
ACCESS_TOKEN = os.environ.get("ACCESS_TOKEN")
ACCESS_TOKEN_SECRET = os.environ.get("ACCESS_TOKEN_SECRET")

print(CONSUMER_KEY)
print(ACCESS_TOKEN_SECRET)
print(ACCESS_TOKEN)
print(ACCESS_TOKEN_SECRET)

出力の結果は、下記のようになります。 ".env"で定義された値が読み出せていることがわかります。

# python settings 結果
CONSUMER_KEY_ENV
ACCESS_TOKEN_SECRET_ENV
ACCESS_TOKEN_ENV
ACCESS_TOKEN_SECRET_ENV

後書き

APIキーなどの直書きは、危険なのでやめましょう!