入出力~入力編~
前書き
今回は、入力について説明していきます。
input
input関数はプログラムの外部からの入力(標準入力)を受け取ることができます。サンプルを見ましょう。
# sample.py name = input("名前を入力してください: ") # " "の文字列が表示される name += "!" print("Hello", name)
# 結果
名前を入力してください: Python
Hello Python!
input関数は受け取った入力を変数に代入します。また、input関数の引数として渡された文字列は、標準出力に表示されます。
inputから数値へ
input関数で受け取った入力は全て文字列です。そのため、数値データとして扱うためにはキャストが必要です。サンプルを見ましょう。
# sample.py num = input("数字を入力してください: ") print(type(num)) print(type(int(num)))
# 結果 数字を入力してください: 3 <class 'str'> <class 'int'>
上記の結果のように、キャスト前は文字列になっており、キャスト後はint型になっていることがわかります。このようにinput関数を用いて数値データを扱う場合は忘れずにキャストしましょう。
キャストに使用する関数
関数 | 意味 |
---|---|
int() | int型に変換 |
float() | float型に変換 |
あとがき
今回は、少ないですがこれで終わりです。お疲れ様でした。次回からはファイルの操作関連について説明します。